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◆熱性けいれん
38度以上の発熱に伴って、突然白目をむいて手足を突っ張り、全身ががくがくふるえて、意識がなくなります。
いきをとめて、くちびるが紫色になります。けいれんは通常、5分以内には止まります。あわてずにけいれんの持続時間と様子を観察してください。
○ 顔・体を横向きに寝かせる。
○ 衣服の首周りをゆるめます。
× 子どもの口に、タオルや指をかませる。→ けいれんで舌をかんだり、窒息することはありません。
× 大声で呼んだり、ゆすったりする。
▼受診のめやす → 至急、救急病院へ
- けいれんが5分以上続く
- けいれんが繰り返し起こる
- けいれんが治まっても、意識が戻らない、顔色が悪い、呼吸がおかしい
◆誤飲・窒息
▼のどに詰まったときの処置
- 口の奥につかえているような時
子どもの両ほほを指ではさんで口を大きく開かせた後、人差し指をほほに沿って口の中に入れ、飲んだものをかき出します。
吐かせるせるときは、ひとさし指を口の奥に入れ、舌のつけ根をぐっと押し下げるようにして吐かせます。
◆気管に詰まったおそれのある時
◆圧迫法を試みても、異物が取り出せないときは、救急車を呼びましょう。
◆頭を打ったとき
- こぶができた時は安静にして、冷たいタオルで冷やしましょう。
- 傷があるときは、傷の手当をしましょう。
- 2〜3日間は、元気でも、子どもの様子に気をつけていましょう。
顔色が悪い・歩き方がおかしいなど、いつもとちがう様子があれば、受診しましょう。
▼受診のめやす → 夜間や休日でも救急病院へ
- 何回も吐き、元気がない
- 打った部分がへこんでいる
- 大きなたんこぶができた
◆やけど
- 十分に冷やしましょう。
流水(水道水)やシャワーで、20分程度冷やします。顔や体など流水で冷やしにくい時は、濡らしたタオルで冷やします。
※市販されている冷却シートはつかいません。
- 服を着ている場合は、脱がさずそのまま服の上から冷やします。
▼受診のめやす → 夜間や休日でも救急病院へ
- やけどの範囲が子どもの手のひらより広い
- 水ぶくれができている
- やけどのところが、白色、あるいは黒くなっている
- 顔のやけど、手のひら、関節のやけど
- やけどの程度を判断することは極めて難しいので、判断がつかない場合は病院を受診しましょう
◆鼻血
- 鼻血を飲まないように下を向かせましょう。
- 鼻の中にティッシュなどを入れずに、小鼻(いちばんふくらんだところ)を深くつまみ、圧迫止血します。
- 鼻呼吸ができない状態で、約15分持続的に圧迫します。
◆すり傷・切り傷
「けがをしたら、傷口を消毒をしないとばい菌が入る。」「傷は早く乾かして、かさぶたをつくって治す。」という常識がだんだん変わりつつあります。最近では、傷口からの滲出液(細胞を再生させ傷を治す)の働きを最大限に活用する湿潤治療(モイストヒーリング)が普及してきました。
- 傷口を水道水で洗い、異物(泥やごみ)を取り除く。
- タオルなどで軽く拭く程度で、消毒はしません。
- 傷口を乾かさない。湿潤治療用絆創膏を使います。
▼受診のめやす → できるだけ早く受診してください
- 出血が止まらないような傷
- 傷が深く脂肪が見えるような傷
- ガラスの破片など異物を取り除くことができないような傷
- 動物や人にかまれた傷
- 顔の傷であとが残る心配のある傷
- 数日して傷が腫れて痛くなってきたとき
★まだ全ての病院で湿潤治療(モイストヒーリング)をとりいれているとは限りません。かかりつけ医に相談してください。
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